先輩の独り言・・・

ポイントは「共に育つ」

職場に配属された後輩の教育

新入社員は研修を終えると各職場に配属するが、先輩社員はお手本を示す必要があり、早く一人前に育て上げることが求められる。
その為には後輩から頼られる先輩になることが肝心だが、指導経験がなければ何をしたらいいのか思い悩むことになる。
教育で大切なことは信頼関係であるが、その為には相当の能力が必要だと言える。
先ず求められるのが仕事の能力で、成果を上げていないと人はついてこない。
次に大切なのがコミュニケーション力で、相手の気持ちを理解し自分の意思を明確に伝える必要がある。
それと並んで重要なのが人を育てる能力であるが、昨今は「共に育つ」教育方針が採られている。
即ち、人を教えることで自分自身も成長できるわけだ。
仕事に関して後輩に先ず伝えなければならないのは、その仕事の意義である。
単に利益に結びつけるだけでなく、社会的意義や将来性に関しても視点を広げることが肝心だ。
人はお金を稼ぐ為だけに仕事を選んだわけではなく、人間として自己実現を行うために働くのである。
教える際にもマニュアル通りに行うのではなく、相手の性格や考え方に即して言葉を選ぶ必要がある。
時には毅然とした態度で、時には優しい母親のような態度で臨むわけである。
覚えるスピードは人によって異なるので、柔軟な姿勢で対応することが大事である。
特に覚えの遅い後輩社員に対しては、頭ごなしに叱らないことが肝心だ。
人には得意不得意があるので、その人の得意面を伸ばすようにするのも教育係の務めである。
この他にも、後輩への教育についてのヒントが詰まっているサイトがあったので、一読することをおすすめしたい。
⇒【後輩教育に悩むあなたへ